hop プライミング用砂糖について hop

●プライミングとは、発酵が終わった若ビールに炭酸ガスを溶け込ませる工程のことです。この工程で使用する砂糖(糖分)をプライミングシュガーと呼びます。

●プライミングの方法は、発酵が終わった若ビールに、プライミングシュガーを加えて瓶詰めするだけです。
(詳しくはビールキット付属のレシピノートを参照してください)

プライミングシュガーの糖分を若ビール中でまだ生きているイーストがアルコールと炭酸ガスに分解します。密閉された瓶内で炭酸ガスが発生するため、発生した炭酸ガスがビールに溶け込みます。

●プライミングシュガーとして、ブドウ糖、白砂糖、グラニュー糖を、ビール1リットルあたり6.9グラム使用します。

単糖類であるブドウ糖のほうが、二糖類である白砂糖やグラニュー糖よりもよりきれい(発酵残なく)に発酵します。

プライミングシュガーの量はビールのスタイルや好みによって増減できます。
・小麦系ビールでは25%を限度に増量することでスタイルの特徴を引き出すことができます。
・スタウトやバーレーワインなど、もともと炭酸含有量が少ないタイプのビールや、ビールの炭酸が苦手なかたは逆に30%程度抑えてみてください。
国産大手メーカー、ライトタイプのビールと異なり炭酸が少なくても十分愉しむことができます。



ブドウ糖、白砂糖、グラニュー糖以外の糖分もプライミングシュガーとして使うことができます。
日本ではプライミングシュガーとして、白砂糖やグラニュー糖を使うのが一般的ですがこのほかにも様々な糖分を使うことができます。それぞれでビールの味や泡が微妙に変わってきます。ぜひお試しください。
   ビール1リットルあたりの標準使用量 特徴
ブドウ糖 6.9グラム 2004年11月から当店で扱いをはじめました。単糖類であるブドウ糖のほうが、二糖類である白砂糖やグラニュー糖よりもよりきれいに(発酵残なく)発酵します。お勧めです。
白砂糖 6.9グラム 安価で入手しやすいため日本では一般的に使われています。
グラニュー糖 6.9グラム 多少高価ですがスティックタイプを使うと使用量がわかりやすいため便利です。
ブラウンシュガー 6.9グラム 若干のカラメル香、色がつきます。
蜂蜜 8.9グラム ビールに微妙な香りを付加することができます。蜂蜜の種類によって香りが異なります。
モルトエキス 8.9グラム きめの細かい、クリーミーな泡のビールになります。ただし、カーボネーション(ビールに炭酸が溶け込む)に必要な時間は若干長くなるようです。
ドライモルト 6.9グラム 同上
フルーツジュース ジュースの種類によて含まれる糖分の量が異なるため一概に決められません。70ccを一応の目安としてお試しください。
ほのかなフルーツフレイバーが得られる面白い方法です。淡色系ビールや小麦系ビールでぜひお試しください。
お勧めはイチゴ、桃、アプリコット、チェリーです。
柑橘系では不快臭が付くことがあります。



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