9月24日(金)
ICE(インターシティーエクスプレス)
ICEは若干の便がスイスやオーストリア等に乗り入れていますが、フル編成のICEがローカル駅のホームに入線してくる様はなんだかすごいものがあります。はっきり言って注目度が高いです。ICEって日本の新幹線とは全く異なる概念で運用されている新幹線だと思います。全国をくまなく走っている半面、高速専用軌道以外は在来線と変わらないスピードでしか走りません。
撤収
13時30分、シンガポール航空機にてチューリヒを離れました。離陸滑走路が十字に交差していて飛行機が互い違いに離陸していくのが面白いと思いました。
「ヨーロッパ、鉄道の旅」のページ (9月24日)
グリンデルヴァルト→チューリヒ→帰国の途へ
ホテルをチェックアウト後、少し買物をしてインターラーケン・ヴェスト駅からDBのICE(遠路ハンブルク行き)に乗り、ベルン乗換でチューリヒ中央駅経由、チューリヒ国際空港まで行きました。早朝ということで2等車もガラガラ。静かで快適な旅となりました。旅の最後にまたICEに乗れたことは、鉄道好きの私にはうれしいことでした。
このICEは今年になって第3世代というべき新鋭機種が就役しています。従来、機関車牽引式であったのが新型では電車方式となり、最高速度も従来の280キロから新たに300キロと、フランスTGVや日本の新幹線500系並みに引き上げられています。見た目もモダンなこの3型を私はチューリヒの操車場でチラッと見かけることができました。
11時13分にチューリヒ国際空港駅に到着。駅・空港ともフランクフルトよりも断然新しくてきれいです。地下にはショッピングセンターも完備しており、退屈しません。私たちは搭乗手続を済ませた後、時間まで買物をしていました。妻が買物をしすぎて荷物がバッグから溢れ出してしまったので、相当量を私のバッグに詰め替えて税関をパスしました。私自身はほとんど買物をしていないのに肩に食い込むほど重い荷物を背負わなければならなくなり悲鳴を上げました。
離陸後、眼下に美しいスイスの大地を見ることが出来ました。スイスはとても気に入りました。ぜひまた訪れたいと思いました。
やがて飛行機はボーデン湖を越えてドイツ領空に入り、ドイツの最高峰ツークシュピッツェ山、ミュンヘン、そしてウィーンの上空を飛びました。いずれもよく見ることが出来て楽しめました。
夕暮れの黒海上空から座席に備え付けられている電話を使って日本に電話を掛けました。あっさりつながり普通に話をすることが出来ました。すごいですよね。イリジウムでしょうか。
やがて機内の明かりが落とされて就寝タイムとなり、まだ眠くないのに寝ることになりました。さて、目が覚めたらシンガポール到着です。