9月20日（月）
終日ベルリン
インターネットカフェ
ホテルをチェックアウト後、ツォー駅近くのインターネットカフェに行き、ＯＷＯを初めとする日本の友人にメールを送りました。今年はヨーロッパからのモバイル通信に挑戦しようと思っていたのですが音響カプラーがいうことを聞かず果たせませんでした。しかしインターネットカフェからそれと同様のことができたのですから結果オーライというところでしょうか。キーボードが日本のものとはアルファベットの位置も含めて違っていたので周りの人に聞きながらの作業となりました。30分5マルク。メッセージは次の内容でした。
hello.i am asa .i am now at the internet cafe near kudam
strasse in berlin .
how are you ,guys ? i enjoy my vacation , but i can not
meet shiuchi in magdeburg this time . it is fine day and not so cool .
tonight i will start to zurich swiss by nighttrain .
i will go back to japan on 26.sep. so good bye ,everyone . owo and katakai
banzai !!
旧東ベルリン探訪
今日は終日ベルリンにいるので時間があります。しかし博物館関係がほとんど月曜日定休なので行けるところが限られてしまいました。そこで、行ったことの無い東ベルリン地区にいってみることにしました。
ところでＳバーン、Ｕバーンの切符の買い方が今でも良くわかりません。おまけに切符を買っている人もあまり居らず改札口も無いのでキセルし放題の様に見えます。抜き打ち検札が多いと聞きましたが私はまだ一度も見たことがありません。このあたりの実情はいったいどうなっているのでしょうか。私はトラブりたく無いのでキセルはせずにまじめに一日乗車券を買いましたが。
Ｓバーンでアレクサンダー広場に行きテレビ塔に登りました。この塔は東ドイツが西に対抗して作った見栄の産物です。中に入ると内装のデザインがなんとなく野暮ったく、あまり勤労意欲が感じられない係員たちがいたりしてこの建物のルーツが今でも感じ取ることができるような気がします。展望回転レストランのドリンクも超ずいま（不味い）でしたし…。
展望台から旧東ベルリンを見ると、いかにも社会主義時代の建築といった感じのアパートが立ち並び、あとは古くて少し雑然とした町並みが広がっていました。ティアガルテン以遠の西側は見えるようで意外に見えず、東側がこの塔を絶妙な位置に建てたことが覗えました。
その後近くにあったマリエン教会と大聖堂を見て回りました。どちらも荘厳な造りでとても感動しました。壁に古い壁面彫刻の破片が飾ってあったところを見るとこれらも戦争で破壊され、その後再建されたのでしょう。
アレキサンダー広場周辺はだだっ広くてちょっと閑散としていて、クーダムあたりと比べると商業地区とはまだまだ呼べない場所でした。ある意味、社会主義的な町並みという点を差し引いても昔のヨーロッパの素朴な雰囲気が残っているともいえると思います。
買い物タイム
夕方はクーダム周辺をうろうろしながらＫＡ・ＤＥ・ＷＥ百貨店等で買い物をしました。このデパートの正式名称はKAUFHAUS
DES WESTといいますが、これって西側のショーウィンドーって意味なんでしょうか。まさにそういう役割を果たしていたヨーロッパセンターにも行きましたが、ショッピングセンターとしてはもはや少々古めかしい感じがしました。時代の使命も終えたことだし再開発しましょう。
食事は昼夜ともなぜかトルコ料理のドナ・ケバブでした。私は余程ドイツ飯に懲りたのでしょうか。でもこのケバブは安くてボリュームがあって結構ヘルシーでしかもバカうま。日本でもはやると思うのですが、どこに行ったら食べられるのでしょうか。
ＣＮＬ（シティーナイトライン）
21時25分ツォー発チューリヒ行きのＣＮＬでベルリンを離れました。これはＤＢ（ドイツ鉄道株式会社）の路線を走ってはいますが、全く別の会社が運営する寝台列車です。昨年利用したＤＢのＩＣＮ（インターシティーナイト）とは車両のタイプが全く異なります。
私たちは個室特等を利用しました。部屋は中2階に位置し（中1階はエコノミー個室）、例によってシャワーとトイレがついています。昨年のＩＣＮよりも部屋が若干広く、テーブルといすでくつろぐことができました。
ＣＮＬはスピードを出して走るので結構ゆれました。おかげで安眠快適性でちょっと問題があるなと思いました。
今回はこれでドイツ旅行は終わりです。２度目の訪問なのでなんだかあっさりしたものでした。さて、明日からはスイス・イタリアという未知の領域に突入です。こうご期待。