2000年7月20日更新
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ひとり言のページ  (2000年6月)



このページでは書きたいことを日々書いていきます。
 

6月25日(日)
今日はOWOのサマコン練習日でした。しかし、今年の私はどうも日曜日の都合が悪く、初回以降はなかなか参加できていません。練習の様子をレポートする使命も休眠状態です。参加メンバーとホームページで練習の様子をご覧になっている世界中のOWOの皆様、申し訳ありません。
 

6月21日(水)
飯DK君にカーグラフィックTVのダイジェスト・ビデオとアバロン関係の雑誌記事をもらいました。その内容も含めたアバロンの感想は、アメリカ車的な柔らかい乗り心地で好き嫌いが分かれるということに尽きます。私は幸い好きになりました。大垂水峠を走ってみましたが、まあまあの操縦性だったので、この乗り味はこれで良いと思います。簡素な内外装は「大きいけれどエラぶらない」というコンセプト通りのものですが、遠目にはどうしてもカローラの相似形に見えるのが難点です。存在自体がマイナーということもあり、この点はオーナー泣かせです。アバロンの後継車であるプロナードはこれでもか、と言うほど内装を豪華に見せています。アバロンのコンセプトがあまり効奏しなかったと言うことでしょう。広大な室内はやはり最高です。私の車で合宿や片貝に行く人ははっきり言って幸せだと自負しています。
燃費はさすがトヨタといえるほど良いものです。3リッターカーなのに都内で8キロ近く走ります。強力無比なエアコンとともに、技術水準の高さを物語るものです。
次の車はセルシオに行くような気がしますが、当分このアバロンで楽しいカーライフを送ろうと思います。
 

6月17日(土)
今日は会社のゴルフコンペでした。当然アバロンで出かけました。安定した走りとナビのおかげで楽しい道中でした。帰路は鹿沼から一般道で帰ってきたのですが、知らない道をナビのおかげでスイスイと走ることができました。ゴルフのスコアは…、聞かないでください。次回こそは頑張りますから。
 

6月10日(土)
突然ですが、車を買い換えました。今度の車はトヨタ・アバロン。アメリカ工場で生産されているモデルです。3リッターV6エンジンを積み、FFなのでセルシオよりも広い室内を擁しているのが特徴です。平成8年式の3.0Gグレードを118万円で買いました。排気量と車格を考えればこれは破格値といえます。日本であまり売れなかったので逆に中古車市場では値ごろ感のある魅力的なモデルとなったわけです。今回、久しぶりに中古車市場を研究してみると、良い車が本当に安いのに驚きました。150万くらいで大抵の車には手が届きます。97年式のセルシオCタイプでさえ300万前後で買えてしまうので、値段が高い外車と長らく付き合ってきた私にはとても新鮮なことでした。新車を買う予定の方は中古車という選択肢もぜひご一考いただきたいです。

これまで4年間乗ってきた車はVWヴェントでした。私はドイツ車が好きなのですがベンツで高い維持費に悩まされた経験があったので、トヨタ系のDUOで販売され、定期点検代が安いこの車を選んだのでした。国産車には希薄な個性がこの車には感じられたこと、耐久性が高いこと、高速走行性能が高いこと、VWというブランドの安心感、などから満足して使ってきました。
ところが時間が経つにつれて、車内の騒音がうるさい、乗り心地が良くない、室内が狭い、実用一辺倒でくつろげるムードが皆無である等の不満を感じるようになり、次は国産車を買おうと決めていました。そして超お買い得なアバロンと出会って購入に至ったというわけです。飯DK君のローレルと会社の仲間が乗っているマークUとアルテッツァなどの国産車を立てつづけで運転させてもらった際の強烈な印象も今回の引き金となりました。

で、今日納車されて飯DK君と一緒にいろいろ乗ってみました。この車はカローラのようなおとなしいデザイン故にさほど大きくは見えないのですが、実はセルシオに近いサイズなので(セルシオとの比較で、全長▲10センチ、全幅▲4センチ、全高+2センチ、ホイールベース▲14センチ)、狭い場所での取りまわしはけっこう気を使います。アバロンはゆとりのファミリーカーというコンセプトなので、内装も特に豪華な演出は無くあっさりしています。トヨタはマークU以上とそれ未満とで内装のグレードを極端に差をつけています。アバロンは無論前者のレベルの内装ですが、セルシオ、クラウンあたりと比べると歴然と金がかかっていないなと思わされます。特に天井の内装材はかなり安っぽくて驚きました。こういう点は車を足代わりの道具と位置付けるアメリカ生まれという素性や、アメリカで高級ブランドのレクサスではなく大衆ブランドのトヨタで販売されるところがコスト以外の要因として大きいと思います。

走行中の室内騒音と乗り心地は静かでスムーズなトヨタ流。大きい車体を大トルクでファーッと加速させるフィールはちょっとセルシオ的です。特にエンジンルームの遮音は全速度域において高水準でほとんど無音です。新型V6エンジンはパワー・トルクも充分で2000回転でぐいぐい加速していきます。ただ、サスが少し旧タイプのため、乗り心地はトヨタにしては少しドタバタしており、荒れた路面ではゴツゴツした不快な突き上げが来ます。またワインディングを走ってみるとステアリングとサスのフィールがちぐはぐで、街乗り時の快適性以外の作り込みが足りないなと思いました。

高速走行時には外部の音、ロードノイズ、サイドミラー部分の風切り音が室内に入ってきて騒音は普通の車並みに高まります。ガラスの遮音性が低い感じです。どこまでも緻密に煮詰められていて破綻の無いセルシオとこの静粛性を比較すると、アバロンの高級感演出はどこか中途半端で、それほど高くないところに限界があるのだなあと思わされます。セプターのフロアパネルに別のシャシーを乗せたという割と安直な生い立ちがここかしこから実感されます。まあセルシオの半分の価格の車ですからこの辺は仕方ないですね。

私の感想としては高級車として宣伝されていたアバロンはむしろ上等な実用車と呼ばれるべきでしょう。しかし後席で足を組めてしまう広大な室内は他車の追随を許さず本当に嬉しくなります。この点だけは下手な豪華装備よりも高級な部分であると言えます(実は私、「広い室内フェチ」なんです)。

今回の車購入に際して、トヨタ純正DVDカーナビを搭載しました。このナビは、アバロンの9スピーカー・スーパーライブサウンドシステムとともにすばらしい音のオーディオであることもさることながら、渋滞情報を表示するVICSが本当に便利です。居ながらにして都内全域を含む広範囲の渋滞状況が地図上に刻々と表示され、目的地へのコース上に渋滞があると、走行中に「6キロ先、渋滞しています」と音声ガイドしてくれるんです(ただし、渋滞を避けるコースを検索することはできないようです。)。この音声ガイドは木目細かく親切で、優秀なナビゲーターが助手席にいると思えるくらい適切で至れり尽せりの道案内をしてくれます。電話番号情報だけでも2000万件も入っているDVDの圧倒的な情報量にはただただ目を見張るばかりです。これに頼ると道を全然覚えなくなる恐れはありますが、画面に表示される到着予定時刻に不思議なくらい確実に目的地にたどり着けるので、地理に不案内の場所では絶大な威力を発揮するでしょう。
 

6月5日(月)
第百生命が破綻しました。この会社は1年半ほど前カナダの生保会社に営業権を譲渡しており、その部分がマニュライフ・センチュリー生命となっていました。残った第百生命は既存の契約を管理する会社として存続していたのですが、解約等による資産流出により生保の安全基準であるソルベンシー・マージンが営業停止命令が出される基準である200を割り込み、破綻に至りました。第百と同じように営業権を外資系に売却していた東邦生命も同様に破綻しています。この方法は単に外資系が国内生保の営業基盤を簡単に得るために利用されただけという気がします。用が済んだらポイと捨てられたと言うわけです。
同様に苦しい生保でも株式会社形態のところは資本を増強して経営を立て直そうとしています。ただ生保の多くが相互会社であるため会社更生法が適用できず、また企業合併もできません。破綻したらそれまで、というのが現状です。
生保が破綻すると、経営が厳しいとうわさされているいくつかの生保の解約が加速して次の破綻を生むという連鎖反応が起きます。早くゼロ金利政策が転換されて逆ザヤ経営を脱却したいものです。
 

6月1日(木)
月イチの戦争シリーズ、今月はマイナーどころで「コレヒドール戦記」。1945年のアメリカ製。この映画はタイトルから明らかな通り、太平洋戦争初期のフィリピン戦が舞台で、そこに駐留していた海軍魚雷艇部隊の奮戦ぶりを描いたものです。若き日のジョン・ウェインが主人公です。

平和な南の島が真珠湾攻撃のニュースとともに突如戦争状態となり、予想もしない程すばやい日本軍の空襲で基地は大打撃を受けます。その後も戦局は悪化の一途をたどる中、魚雷艇部隊は圧倒的な日本軍に立ち向かっていきます。
いうまでも無くこれはアメリカの戦意高揚のための作品で、屈辱のフィリピン敗戦を題材とし、敗戦の姿を「美しくも勇敢に戦った兵士の姿」として描いた作品をわざわざ対日戦勝利の年にリリースするというのは、米政府がフィリピン敗戦について世論のみそぎを受けて歴史的評価を定めてしまおうとする目的がありありと伺えます。しかも魚雷艇の機関銃がゼロ戦をバタバタと撃墜し、魚雷艇が日本の最上型重巡を撃沈するという事実とまったく異なる戦闘シーンをふんだんに取り入れているのは、戦後数十年経った今見ると民主主義国家における戦時中の情報統制について考えさせられてしまいます。

戦争末期に撮影された作品なので兵器は全て当時の本物が使用され、白黒映像なのでけっこう記録映画のような妙な本物感がある作品です。大して面白くもありませんがレアものなので、機会があればご覧になってみてください。
 
 


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