山口広島小旅行

 

予告にも書いた通り、今回は5/2の全日本プロレス観戦までには帰らなければならない。

だから短い期間しか旅が出来ないのだ。

でも最近つまらなかったのでどうしてもどっかに行きたかったのだ。

 


4/29 東京〜山口宇部〜下関

4/30 山口下関〜萩〜広島

5/01 広島〜東京

総評・次回予告

参考資料


 

4月29日 木曜日 みどりの日・祝日

旅の目的地は中国地方。とりあえず羽田空港に向かった。

羽田空港に着いたのは13時チョット過ぎ。

さて空港掲示板を見るとやはり目立つ「満席」の文字。

比較的北の方に空きが見える。やはりみんな南の温かい方面へ行きたいのだろう。

掲示板を見る限り中国地方行きは全て満席、ANAのカウンターに行って聞いて見た。

「広島でも山口でも空きないですか?」

「一番早いので16時30分山口・宇部行きに空きがございます。広島だと17時すぎです。」

だそうなので山口・宇部行きの切符を買った。

さて、3時間くらいの暇な時間ができた。でも行くところが決まって良かった。

あとで落ち着いて考えてみれば満席のところでも空席待ちすれば良かったんだよな。

 

羽田空港内を一通り見て回った。

やはり目立つのは家族連れ、小ちゃい子がきゃぁきゃぁ走り回っている。

ところで羽田空港内の店で「大田区地域振興券取扱店」と書いてあった。

空港で地域振興券使う人なんているのかなとふと疑問に思った。

 

16時30分発山口・宇部行きの飛行機に乗る(ANA)。席は8分ほどの入りだった。

窓際の席で天気が良かったため街が見下ろせた。

旅の前に実家が山口にある友人に山口のお薦めを聞いた。

「下関でフグ食って来れば。」

山口・宇部空港に着いたのは18時10分。

空港を出るとバスが止まっていた。ちょうど下関行きだったのでそれに乗った。

今日の目的地は下関に決定。

特急バス下関行きに乗ったのが18時20分。

宇部から下関までは1時間30分弱で到着。

しかし辺りは既に日が落ちていて暗かった。

時刻は20時。駅周辺をぶらついたが、夜なので飲み屋・食べ物や程度しか開いていない。

どこでフグを食おうかと思って街を歩いた。

飲み屋の店頭に出ているメニューを眺めていたら中からオバちゃんが出てきた。

「どうぞー、いらっしゃいませー。」

と、いうわけでそこに入った。

いかにも「地元」の飲みやって感じがした。チェーン店の居酒屋とは違う雰囲気。

考えてみれば一人で飲み屋に入ったのって初めてだよ。

とりあえず生ビール中ジョッキを頼んだ。

そして焼き鳥セットと、フグの唐揚げ、フグの白子串焼き。

当然だがフグは高いね。

まぁ本場下関のフグを食った。これが一つのステータス(笑)。

確かに美味かった。だけど「おぉ!!うめぇー!!」って感じではない。

「なるほどこれがフグか、美味いな」って感じの美味さ、分かるかな?

店内に案内してくれたオバちゃんが話しかけてきてくれた。

「東京から来たんでしょ、分かるわよー」

「ウチにも二人息子がいてねぇ、地域振興券貰えたのよー」等々

早口と方言も混じってイマイチ判らない点もあったが…。

結局3杯ビールを飲んでしまった。

お会計は4060円。やはり少々高めかな、でも良しとします。

 

ほろ酔い気分で駅前にあったカプセルホテルへ。

なんと1泊2500円、安。今までのカプセルホテルで一番安いよ。

でも安いだけあって古臭くてあまり綺麗とは言えなかった。

まぁ安いから我慢我慢。で今日一日を終えました。

 

 

4月30日 金曜日

とても寝心地の悪いベッドだった。やはり安カプセルホテル。

6時には目が覚めてしまい、6時30分にはホテルを出た。

今日の目的地は萩。

吉田松陰の松下村塾や高杉晋作、木戸孝允の生誕の地などがある。

幕末史好きにはたまらない所である。

 

下関で東萩行きの切符を買い鈍行に乗りこむ。

今日は平日なわけで、しかも乗った列車は6時45分発

途中の駅で地元の高校生が大勢乗ってきた。通学時間と重なったのだ。

どの高校生もケータイもピッチも持ってない様子。うーん、微笑ましい。

途中の駅で乗り換え。いかにも田舎っぽい1両編成のワンマン列車に乗り換え。

おばぁちゃんが乗りこむも、間違えたらしい。

動き出しかけた後に

「あぁー間違えちゃったワ。チョット降ろしてー」

と大きな声で叫ぶ。

一両編成のワンマン車だったので列車止めて降ろしてあげていた。

田舎っぽさを見ることが出来た一瞬でした(笑)。

 

約3時間かかって9時50分に東萩駅へ到着。

駅前にレンタサイクルがあって、自転車を貸してくれるという。

これを使わないテはない、自転車を借りた。

維新の史跡関係をチャリで廻る、それもなかなか良いね。

松下村塾、吉田松陰生誕の地、墓、高杉晋作・木戸孝允・伊藤博文の生家等々。

高杉や木戸の生家は住宅地の中にあって、探すのがチョット面倒だった。

でも観光客がいたので人が集まっていれば「なんかあるな」って分かった。

果たして何人が高杉や木戸のことをチャンと知っているのだろうね?

かくいうワタクシもちゃんと知っているのかどうか。

天気がとても良かったのでチャリで走っていて気分良かった。

海(日本海)もすぐ近くなので海沿いもチャリで走った。

潮の香りと心地よい海風を堪能した。

昼飯は釜飯屋に入ってうに釜飯を食った。

 

一通り萩で見たいものは見たので広島に向かうことにした。

東萩駅からバスで新幹線停車駅の小郡へ向かった。

14時30分に小郡に着く。新幹線だと高くつくので勿論鈍行で行く。

広島までは山陽本線で岩国を経由して行く。

17時10分に広島に到着。

広島でANAやJAL、JASに電話をしてみて帰りの飛行機の状況を聞いてみた。

5/2の14時試合開始だからそれまでに東京・水道橋(東京ドーム)に着かなければならない。

まだ連休の中盤だから空席があるかなと思った。

しかし東京行きはやはり満席が多い。夜遅くの便か朝早くしか空いていない。

5/2の朝の便で帰り、そのままドーム直行が理想的だ。

でももし満席だったらドームに行くことすらできなくなる。

考えた末にやはり大事を取って明日帰ることにした。

スカイメイトだから予約は出来ないけれどで。

本当は翌日の夜間高速バスで帰れれば良かったのだが、バスは既にいっぱいだった。

なんだかんだいってもゴールデンウィークだね。

よって今日が今回の小旅行最後の夜になる。

カプセルホテルは嫌だな(昨夜のところはひどかったし)と思い。広島の観光案内所へ。

そこでビジネスホテルを紹介・予約してもらった。今日は大体どこでも空室があるという。

流石に政令指定都市広島は人も多く街並みも発展していた。

路面電車がいい味を出している。一律150円でいってくれる。

街をうろつきながらホテルへ。6000円のホテル。でも大浴場付き、部屋も綺麗で良かった。

ホテルに荷物を置いて再び街をぶらつきに出た。

晩飯は広島といえばお好み焼き、ってことでお好み焼き。

なんとなくぶらぶらしていて目に付いたお好み焼き屋に入った。

頼んだのはその店お薦めのスペシャル(肉・卵・そば・えび・いか)1200円。

味は勿論良かったが量がとっても多かった。

半分くらい食って、まだ半分も残ってるよって思うくらいの量だった。

でも頑張ってなんとか食った。とても腹いっぱいになったよ。

 

飯も食ったしホテルに戻って風呂入った。

もっと滞在期間が長ければホテルで洗濯したのだけれどね。

明日は午前中に平和記念公園などの原爆関係を見て午後には空港に行きたい。

空港では空席でなんとか東京に帰りたいね。

 

 

5月1日 土曜日

今回は寝心地の良いベッドで目覚めた。

8時30頃に目が覚めて、9時すぎにはホテルを出て平和記念公園まで歩いて行った。

今日もとても良い天気で平和記念公園の花や噴水が綺麗だった。

午前中ということもあってか観光客もあまり目に付かなかった。

有名な原爆ドームも勿論見たし平和記念資料館にも入った。

原爆に関する色々な資料を展示してあった。

最初に見た長崎の資料館のインパクトが強かったのでそんなにショックを受けなかった。

それにしても原爆ドームって「広島産業奨励館」って所だったそうです、知っていました?

平和記念公園の像などの前には千羽鶴や訪れた人達のメッセージが残されている。

「平和が一番」「戦争反対」などお決まりの文句だ。

現在でも戦争をしている国もあるが、ココ(日本)は平和だよと思った。

原爆ドームの前で笑顔で記念撮影を撮り、お金を払って原爆資料館を見る。

なんだか棘のあるような書き方になってしまったが悪意はない。

不況不況と言われているが別にいいじゃないか、戦争に比べれば…。

忘れるな
そんな私も原爆ドームをバックに記念撮影

一通り見終えて広島空港へ向かった。

広島駅から直行バスで広島空港まで1時間弱。

12時10分頃に着いた。広島空港は結構綺麗な空港だった。

カウンターの東京行きを見てみると21時ごろに広島発のは空席があった。

その他は全て満席。12時10分に着いて、21時まで待つのはかなりキツイ。

そこで空席待ちをすることにした。

一番早いのは13時30分発のANA。

カウンター行くと現時点で一般7人、スカイメイト1人が空席待ちしているという。

とりあえず私も空席待ちに加わった。

今回はちょっとマズイかな、と思った。

13時20分頃に空席待ち呼び出し。一般空席待ちは11人に増えていた。

スカイメイト空席待ちは一般空席待ちが全て終わってようやく呼び出される。

一般空席待ちは呼ばれたがスカイメイトは呼ばれなかった。この便は駄目かと思った。

しかし少ししてからスカイメイト空席待ちも3番まで呼ばれた。私は2番。

良かった、これで帰れる。行きも帰りもANAだった。

今回含めて全部で4回スカイメイトを利用したがどうも私はスカイメイト運が良いらしい。

今までそんなに長時間待ったことがない。

 

飛行機も無事に飛んで、無事に帰ることが出来た。

1時35分頃に広島空港を出て14時55分頃に羽田空港に到着。

家に着いたのは17時。

まだゴールデンウィークは半分あるね。

 

 

 

総評

今回はゴールデンウィークということでちょっと無計画旅行には向かないなと思った。

幕末・維新系のものはゆっくり見ていたかったがツアーの観光客とかが結構来ていた。

せっかく大学生やっているのだからもうチョット空いていそうな時期に来れば良かった。

帰りも2日までって決まっていたからそんなに大きくは動けなかったし。

鈍行やバスばかり使って移動したから移動時間が結構かかった。

でも一人旅で鈍行を使うのは好きだから良いけれどね。

また、今回の旅では一人で飲み屋に入るという偉業(?)も達成した。

ふぐも食ったし、広島ではお好み焼きを食った。

なによりも中国地方発上陸だ。

次の旅はおそらく夏だろう。

最後の砦「四国」かな。やはり坂本竜馬でしょう、土佐!!

四国を一周して今回行けなかった中国地方を見て廻る。

でも夏は暑そうなんだよな。だとしたら他に行ってない所のひとつ北陸かな。

でも一番行きたいのは四国なんだよねー。

まぁ財布と相談しますよ(笑)、最後の遊べる夏かもしれないからね。

 

ところで下関ではふぐのことを「ふぐ」ではなく「ふく」というそうです。

なんでも「ふぐ」だと「不倶」「不遇」につながるからだそうです。

「ふく」だと「福」となり縁起も良い、そうです。

 

 

 

参考資料

今回の旅の資金、大方の値段です。

移動費

列車(成瀬-新横浜)210円

バス(新横浜-羽田空港)820円

飛行機(東京-山口宇部)スカイメイト料金12,600円

バス(山口宇部空港-下関)1,400円

列車・鈍行(下関-東萩)1,890円

バス(東萩-小郡)1,970円

列車・鈍行(小郡-広島)2,210円

バス(広島-広島空港)1,200円

飛行機(広島-東京)スカイメイト料金11,000円

計33,300円

 

宿泊費

カプセルホテル(下関)2,500円

ビジネスホテル(広島)6,000円

計8,500円

 

食費

軽食(羽田空港)300円

飲み屋(下関)4,000円

釜飯屋(萩)1,500円

お好み焼き屋(広島)1,700円

軽食(広島空港)600円

計8,100円

 

他雑費(入館料・間食・土産等)

計4,000円

 

 

総合計 53,900円

 

 

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