我思ふ…
世の中から日常までアレコレと
不払い残業代
日本マクドナルドの店長が不払の残業代の支払いを求めての訴訟。
マクドナルドは店長は「管理職」だとして残業代の支払いを拒否。
裁判所はマクドナルド側に残業代の支払いを命じる判決。
マクドナルド側は控訴して今後の裁判が待たれる。
しかしこれを受けてセブンイレブンでは店長に残業代を支給することにしたとか。
他の大手小売店の店長に対しても残業代支払有無が話題になっている。
店長という「管理職」だが、労働法で定める「管理監督者」と認めるかが争点だとか。
6年位前にこのニュースがあれば私の前職の環境も少しは改善されていただろうか。
私も前職を辞したときにそうした行動を起こそうかと考えたことがあった。
ネットで労働問題の相談をしているところに問い合わせてみたり掲示板に書き込んでみたり。
ただ私の前職にはタイムカードが無く、目に見える証拠が無い。
その気になれば従業員の証言や店舗のセキュリティシステム設定時間などを証拠に争うことも出来るらしい。
しかし当然裁判になるし、そのための労力や手段や費用を考えると当時の私には縁遠い話だった。
そこまで必死になって訴訟起こして前の職場と喧嘩するよりも次の仕事を探す方が良いと判断した。
多分そういう理由で行動を起こしていない人は多数いるだろう。
今回のマクドナルドの店長は現職でこれをやってのけた。
似たような働き方を強いられている小売店の店長からしてみれば大英断だっただろう。
ただ未払いの残業代を支払うことになると企業の体力も持つのかどうか。
今も小売店で働いている私の友人から聞いた話。
労働監督署の査察が入ってタイムカードに記載が無かった何ヶ月過分の未払い残業代が一気に入ったことがあるという。
しかし労働監督署の査察が入る企業は「未払い残業代を払っても経営が揺るがない」企業だという噂も。
会社自体が潰れてしまっては元も子もない。
理想と現実。