日々是ネタ也
日常全てが題材(ネタ)
倒産
仕事を終えて家に帰ると母が私の元バイト先が倒産したと駅売店の夕刊紙一面に載っていたけど本当か?と聞いてきた。
まさか、と思った。
倒産するにしてもスポーツ新聞一面に載るほどの企業じゃねーだろ、と。
しかし気になったのですぐにインターネットで検索すると…本当だった。
民事再生法の適用を申請して受理され、事実上の倒産。
大学卒業を機にバイトも卒業したが、
当時のバイト仲間との付き合いは今も微妙に続いていて年に数回は飲みに行く。
今も働いている後輩に会うたびに「店ヤバイですよ」という話はネタのように聞いていたがまさか本当に潰れるとは。
私が働いていた店は地元ではかなり古くからある店
(調べたら20年以上の歴史があった)で私が小学校の頃から利用していた。
そこでバイトを始めた理由の1つは昔からよく利用していた身近な店だったというのもある。
今やすっかり賑やかになってしまった地元。
ヨ○バシカメラ、ド○キホーテ、マ○モトキヨシ、ル○ネ、1○9…などの錚々足る顔ぶれの店舗が進出してくるはるか以前から営業していたのに…。
特に前の3つは取扱商品が重なっていることもあったし、
地元では完全に潰された形だろうな。
倒産がニュースになって初めて知る事もたくさんあった。
倒産のニュースが夕刊○ジの一面を飾るほどの会社だったということ、
社員が400人近くいたこと、
50年近くの歴史があったこと。
情報によると平成13年1月期決算を境に売上減が続いていったという。
私がバイト先を卒業したのが平成13年の2月…。
そうか売上減の原因はソレだったか。
倒産のニュースを知ってからまだ付き合いのある当時のバイト仲間にメールしてみた。
驚きもあったけど「あぁヤッパリねー」的な反応も結構あった。
皆働いている時からそれなりに内情は知っていたから後付けの理由でならいくらでも倒産原因を語れる。
それでもメールの最後には「倒産したことだし久々に飲み会でもやりますか」、
となるのはやはり気楽なバイトだったからだろうな。
残っている社員はどうするのだろうか、
知っている人や世話になった何人かの顔が浮かんだ。
アノ人なら大丈夫だろう、
アノ人はどうすんだか…。
民事再生法適用イコール即閉店、
ではないだろうけど今後どうなることやら。
なんらかの形で店は残っていて欲しいなと思う。
何より大学4年間ずーっと続けてきたアルバイト。
バイトではあったが私が初めて自ら選んで踏み出した社会への入り口だった所だし。