日々是ネタ也
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初サッカー観戦
ひょんなことから初めてのサッカー観戦の機会を得た。
同じ職場ながら殆ど話したこともない人から突然
「サッカー好きって聞いたんですけど」
(前の職場の人からの情報だろう)、と。
翌日のJリーグのチケットがあるのだが、行く人がいないという。
どうせタダ券だし今のままだと誰も行く人がいないので…ということでありがたく2枚頂戴した。
国立競技場で横浜Fマリノス対ヴィッセル神戸。
券を貰ったのが試合前日の夕方、これから一緒に行けそうなヤツを探さなければいけない。
サッカー好きでマリノスファンっていう適任者がいたが、仕事で行けないという。
試合当日は高校時代の友人と飲む予定もあったので最も無難にその友人と行く事にした。
試合開始の14時とほぼ同時にスタジアムへ。
国立競技場、思ったより狭い、古い。
1番安い招待券自由席は左右どちらかのゴール裏。
とりあえず近い入口から入ったらそこはAWAYのヴィッセル神戸側のサポーター席だった。
横浜FマリノスがHOMEの試合で向かい側のサポーター席はマリノスのチームカラーの青1色で人の量も歌声も選手へのコールも凄い。
一方我々が座った神戸側はユニフォーム着て一生懸命唄ったり選手の名前をコールしているのはごく1部だけ(数十人)でそれ以外の(我々も含めた)お客はゆっくりマイペースで観戦している。
両チームの力関係だが、横浜Fマリノスは前期まで3連続優勝を果たしている日本屈指の強豪で日本代表・韓国代表など有名選手が沢山。
一方ヴィッセル神戸は基本的に下位のチーム。
戦前の予想通り前半から横浜がガンガン攻める。
前半我々が観ていた席は神戸のゴール裏、つまり横浜の選手はコチラに向かって攻めてくるので実に観易かった。
そして試合は横浜Fマリノスが坂田と安貞桓(アンジョンファン・韓国代表)の得点により2-0で前半終了
(後のニュースで見ると安のゴールはJリーグが開幕してから通算9500ゴール目だったらしい、よく記録残ってたな)。
普通に両者の力関係を考えると勝負は決まったようなものだった。
ハーフタイム中に向こうの方が面白そうだ、
ということでサポーターがいっぱいの横浜側の席へ移動した。
神戸側で観ていた時はゆっくり足を伸ばしながら観られたが、
横浜側はぎゅうぎゅうではないにしろ結構混雑していた。
しかしその分大歓声がすぐそこで盛り上りは全然違った。
後半に入って試合は一変。
反則か何かがあって選手が集まってなんか揉めてるなぁ…と思ったら審判がレッドカードを出して横浜側は1人退場に。
我々の席から遠い所で起こった出来事だったので何が起きたのかよく見えず、
こちらのサポーターも騒然。
その後、神戸が1点を返すと横浜は久保(日本代表)を投入。
そしてその後、再び反則か何かがあって選手が集まってなんか揉めてるなぁ…と思ったら審判がレッドカードを出した。
えぇ?!また?…と思ったら退場したのは久保。
出てきてから10分くらいしか経っていない…ナニしに出てきたんだよ。
レッドカードは1発で出た。
しかしゴール裏からは遠くてどういう経緯で1発レッドが出たのかが分からない。
横浜サポーターは大ブーイング。
横浜側に座っていたので大きな声では言えなかったが友人と「これで面白くなってきたな」と囁きあった。
そしてその後は神戸がPKのチャンス。
決まれば同点になるPKをキーパーが止めた。
その時の横浜側サポーターは点を取ったかのような大騒ぎだった。
2人退場して9人対11人、
横浜もよく耐えて守っていたがかなり豪快なシュートで2点目を決められて同点にされた。
その2点目が遠くから見ていても「オォッ!凄ぇっ!」というようなシュートだったのだが、
横浜側にいたためにあまり派手に驚けなかった。
結局試合は2-2の同点で終了。
試合終了後はレッドカードを2枚出した審判に対するものと思われる大ブーイング。
しかしその後に横浜の選手が客席前へ挨拶に来ると9人でまぁ良くやった、と思われる大歓声。
なかなか暖かいな。
後で調べると1発レッドカード退場はいずれも暴力行為だった。
それじゃぁ仕方ないかな、やはり1発退場になるにはそれなりの理由がある。
結局我々が神戸側で見ていた前半は横浜が2点を入れ、我々が横浜側へ移った後半は神戸が2点を入れた。
横浜ファンの方、ゴメンナサイ。
初サッカー観戦にして国立競技場、3期連続優勝チーム、日韓代表選手、2-2というスコア、PK・PK阻止、レッドカード2枚…。
0-0や1-0で終わる試合も珍しくないサッカーでこれは充分楽しめた。
今後も適当な土曜の午後なんかに気軽に観に行くのも良いなと思った。
1人で来ている人も結構いたし。
帰りに正規の値段を見てみると最安の自由席が2000円だった。
まぁ気軽に観に行くにはギリギリの値段かな。