ネパール一人旅

2009年8月5日 水曜日
タイ時間の3時頃に朝食のために灯りがつく。
えらい時間に食わせるもんだ。
じわじわと外は明るみ始めている、タイ時間に2時間足したのが日本時間だからそんなものか。
機内では「日本入国について」なんていうビデオが流される。
日本語の解説で「入国に際し、顔写真と指紋を提供していただきます」なんて言っている。
外国人に義務付けられたのは知っていたが、日本人もそうなのか?と思ったら案の定外国人だけらしい。
日本語の解説でそれ言ったらかなり紛らわしい。
タイ時間4時すぎ、日本時間6時過ぎに成田到着。
早朝着なので成田空港も空いている。
昨年のように体調を悪くすることも無かったので、健康相談所のお世話になることも無く、入国審査と税関を済ませて帰国。
まだ7時にもなっていないので、地元行きのバスも出ていない。
今更成田空港内をぶらつく気分にもなれずに、ベンチでひたすら時がすぎるのを待つ。
地元へ向かうバスは始発で、さらに乗客は私1人。
往路の始発バスはほぼ満席だったのに帰りは見事に私だけ。
大きなバスに1人だけだと選択肢がありすぎて逆にどこに座れば良いのか分からない。
この旅では飛行機もことごとく横一列誰も座らなかった。
終わってみれば「席」運が実に良かったことになる。
自分だけのためにマニュアル通りに車内アナウンスをする運転手さんになんだか恐縮。
地元駅に到着するとこれから成田に向かう人々が大勢いて私と入れ替わりで乗り込んでいく。
Have a nice trip.

総評
30代最初の旅となったネパールはカトマンズ。
当初の目論見どおり、前回のインドに比べればだいぶ落ち着いた旅が出来たと思う。
インドとチベットに挟まれたネパールは宗教は勿論、食文化も両者の影響を色濃く受けている。
インド風のカレー味付け料理があったかと思えば、チベットの中華風料理もある。
インドのようにひたすらカレーでもなく、東南アジアのようにひたすら辛いわけでもない。
中華料理系のモモ(日本で言う餃子)やトゥクパなどの麺料理(日本で言うラーメン?ヤキソバ?など)はいずれも美味。
さらにヒンドゥー&チベット仏教が入り混じった独特の宗教観。
カトマンズの街のいたるところにいる神様。
今回は行けなかったがヒマラヤなどの自然。
そして何よりも世界一の山エベレストがある。
それに加えて物価も安い。
美味しいものあって伝統あって世界に誇る物があって物価も安い。
これだけ揃っているのに日本人からしてネパールは観光国としてはややマイナーな印象。
もっと上手に売り込めばもっと日本人を呼べる要素は多々ある気がした。
改めて思ったのがこうした発展途上な国には若いうちに来たほうが良いということ。
発展途上国特有な感のある街のエネルギーや、客引きを無視するorあしらうor場合によってはやりあう力。
こういうのは若いうちだろうな、と。
主要観光国や欧米の国ならある程度年齢が上がっても大丈夫そう。
しかし今回のカトマンズや昨年のインドなどを思うと自分も相当なエネルギーを使っていた気がする。
ツアーで回るなら話は別だろうが、自由旅行は若いうちだと感じた。
いつまで若いと思うかはその人次第だろうが。
今回は時期的に雨季だったのでカトマンズだけに留めておいた。
エベレストが見えるナガルコットや、ヒマラヤの雄大さを感じられるというポカラへは行かなかった。
しかし終わってみれば雨はスコール的に1,2日の1,2時間降っただけだった。
こんな調子だったのなら遠くへ足を伸ばしても良かったのかもしれない。
旅先でやり残したことは次回への持ち越しとしている。
またネパールを訪れた際にはその辺りも是非。

旅の費用
往復航空券(タイ国際航空14日FIX、成田−バンコク−カトマンズ)
75,500円
諸税(空港使用税、現地諸税、サーチャージ)
18,040円
タイ通貨(バーツ)両替
日本100バーツ(≒3,200円)日本の銀行レートだったので高かった、今から思えば日本で両替していく必要なんて無かった
タイ10,000円
ネパール通貨(ネパールルピー)両替
13,000円
バンコクホテル代(日本から代理店経由で予約2泊)
6,000円
カトマンズホテル(ネット経由で直接予約4泊)
198米ドル(≒19,404円)
海外旅行保険
2,770円

合計147,914円

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