日々是ネタ也
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面接
つい1年半くらい前までは就職活動で面接を受ける側だった私が、9月1日付で店長になったので自分の店のアルバイトを採用する為の面接を行うことになった。
地元最大の求人情報誌に求人広告を掲載。
ページの1/4を使って週2回の掲載で掲載料は5万円強、なかなかの高値。
その週2回の求人情報誌掲載で約25人もの人から面接を受けたいとの反響があった。
約1週間は面接しっぱなしというような状況になった。
休憩中以外は面接…という感じだ。
これまで面接などやったことがなかったので、何を聞いたら良いのかもよく判らない。
とりあえず志望動機や過去の職歴やら色々と聞いた。
とりあえず来て頂いた全員に仕事内容等の説明をしなければいけないので何度も同じことを言わなければいけない、喉も乾く。
中には社会保険には入れるのかどうかなど、こっちが答えられないような質問をしてくる人もいて困った。
面接に来るのはだいたい20歳前後の男女が多いのだが、中には30代の人や40代の主婦まで来たのでさすがにやり辛かった。
やたらと自分の知識をひけらかす人、
気弱そうにこっちの目を見ずにボソボソ喋る人、
高校を中退して夢を追って諦めて進路変更の末に大検を受けて専門学校に行きたいという人、
いわゆるリストラされた人、
親が病気で自分が学費を稼がなければいけないという学生など本当に色々な人が来た。
20分ほどの面接の中で相手の人生を少し垣間見て、
その面接の結果によってはその人の人生を多少なりとも変えるかもしれないんだと思うと責任重大だ。
25人もの面接を行なった中で採用したのは4人。
採用の基準なども自分ではよくわからないので、とりあえず一緒に働きたいなと思った人を採用させて頂いた。
仕事が出来そうな人やこっちが望む時間帯に働くことが出来そうな人よりも一緒に働きたいなと思った人を選んだ。
20分ほどの面接の内容だけで内に秘めた輝くものを持っている人を見抜くような力が私にはないので、人当たりの良さそうな人ばかりを採用してしまった。
採用してからもうすぐ1ヶ月が経過するが、誰一人辞めることなく頑張ってくれているので良しとするか。