マカオ社員旅行+香港

2005年1月10日 月曜日
この日の11時30分にホテルロビー集合で帰国の途につく。
午前中は辛うじて自由行動が出来る。
それならばカジノ以外で最低限マカオの街を観光しよう、ということに。
マカオで一番有名な所(カジノ以外)、セントポール大聖堂(大三巴牌坊)。
火災による焼失で建物正面の壁面しか残っていないハリボテの聖堂跡だ。
歩くのが面倒でホテルからタクシーで向かった(19パタカ≒266円)のだが到着したのはその壁面の裏側。
確かに壁面しか残っていない建物だがイキナリ裏側から見させられると少々興ざめ。
表から見ておぉ凄ぇ、そして裏も見ておぉ凄ぇ…という感動が(大して無さそうだが)。
マカオの典型的観光地だけあって午前中にもかかわらず結構な観光客だった。
そこから歩いて昨夜は暗かったセナド広場へ。
そういえば明るいマカオ市街を歩いたのは初めてだ。
最後の目的はマカオ名物というエッグタルトを食べること。
セナド広場から歩いて行ける所にエッグタルトの店があるというのでそこへ。
西洋風の喫茶店で客も西洋人が多い。
コーヒー10パタカ(≒140円)とエッグタルト5.5パタカ(≒77円)。
サクッ、フワッ、トロ〜…という感じでまぁ普通に美味だった。
帰りにリスボアカジノの前を通ったので最後に覗いてみることに。
24時間営業のカジノとはいえ、月曜の午前中はどんなものだろうか、と。
期待は見事に裏切られ、カジノ内は相変わらずの人だった。
さすがに到着した土曜夜ほどの人ではなかったが、充分に混雑しているといえる人。
こりゃGDPの4割がカジノ収入だって言うのも頷ける。
マカオ人はギャンブルで生計を立てているのか?
そしてカジノを出るとこれまた月曜午前中だというのにソノテの女性が歩いている。
いやはや、凄い所だ。
無事にホテルに戻って集合すると後は帰国するだけ。
船で香港の空港に向かう。
昨日の自由行動では5分で船に乗って出発できたのに団体では1時間以上もアレコレ待たされる。
1時間あればもう香港着いてるよ…。
香港空港の船着場から空港へ向かうバスもなかなか来なくてここでも1時間以上待たされる。
夕方に香港を離陸した飛行機が日本に到着したのは日本時間21時すぎ。
成田で、というより正確には航空券を受け取った香港の空港で解散になっている。
税関だ何だがあって22時に成田空港を出る京成スカイライナー。
結局帰宅したのは0時を過ぎていた。
予想以上に楽しめた今回の社員旅行ではあった。
しかし行きの朝は早く、帰りの夜は遅く、翌日は即仕事。
それが無ければなぁ…

総括
結果として充分楽しめた社員旅行だった。
出発前は「何でマカオなんだよ」と思ったし、
帰りにマカオ→香港空港を待つ間も最初から香港滞在にしておけばこんな余計な時間を使う必要も無いのにとも思った。
しかしマカオ滞在だからこそ、マカオに行けた。
最初から香港滞在だったらギャンブルに興味の無い私がマカオに足を向けることは無かっただろう。
そしてそれは社員旅行という公式行事でもなければ私がマカオに行くことは無かっただろうということを意味している。
海外旅行で楽しいのはその土地の雰囲気を感じる、ということだと思う。
マカオと香港は全く違う雰囲気を醸し出していた。
そう考えるとマカオで良かったな、ということになる。
帰国してガイドブックを眺めていると香港では他にも行ってみたいところが出て来た。
男人街のナイトマーケットや様々な特色のある市場など。
最初に香港へ行ったときは自力での初めての海外旅行だった。
そして今回様々な海外旅行の経験を積んで改めて行った香港。
やはり香港は面白い所だなという思いを改めて強くした。
九龍島の雑然としたいかにも発展途上なアジア的雰囲気と香港島のアジアを代表する経済都市ぶり。
タイのバンコクにあるのは前者だけだし、日本は後者はアジア最強だろうが前者が無い。
その両方が別の島に揃い、その両島を結んでいるのが地下鉄やトンネルと海上を行くおんぼろスターフェリー。
なんだか近いうちにまた香港へは行きたいと帰国して思った。
行けばまた違う顔を見せてくれそうな気がする。
そしてマカオ。
こっちはこっちでギャンブルに磨きをかけるようだ。
何やら建物を建設中の大きな土地があったのだがそこには2006年オープン予定の巨大カジノが建つという。
銀河娯楽場と書いてあったが、まだカジノを作る気かよ、と。
アジア有数の経済都市香港から船で1時間弱で行けるアジア最大のギャンブル都市。
お互い持ちつ持たれつの関係がそこで築かれているのだろうか。
深夜でも香港-マカオ間の高速艇が出ていることがそれを物語っているのか…。
ところで次の社員旅行でも海外に行けるのかな…。
お願いしますよ、シャチョー。

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