マカオ社員旅行+香港

予習
会社からの連絡メール。
"今年の社員旅行はマカオです。"
誰もが抱いたであろう感想、何故マカオ?
マカオで思い浮かぶものといえば…少なくとも私はカジノしか思い浮かばない。
沢木耕太郎の「深夜特急」で読んで知っているくらいだ。
作中の沢木耕太郎がマカオでカジノの大小というゲームにはまってあわや一文無し…というシーンがあったのだ。
少なくとも私にはその程度の知識しかない。
友人に聞くと「チ○コ切る所ってイメージがあるな」、そりゃモロッコだと思うが…
結局カジノしか出てこない、そして結局カジノなのだろう。
前回の社員旅行が韓国・ソウル。
ソウルで泊まったホテルがシェラトン・ウォーカーヒルホテル。
韓国で唯一の合法カジノが存在するホテル。
そして今回の社員旅行がギャンブルの街、マカオ。
それでなんとなく想像が出来た。
会社のお偉いさん(多分社長)がソウルのカジノでイイ思いをしたのだろう。
それならば今度は本格的なカジノの国へ…ということだろう。
ともかく行く動機が何であれ私は海外だというだけで満足。
しかもマカオは行ったことの無い所。
自由気ままな時間が取れる学生時代のような個人旅行とは違う。
短い滞在期間で行くのだから少しはマカオのことを調べて行こうと思った。
マカオは旧ポルトガル領で1999年に中国に返還された。
正式には中国領なのだが、香港のように一国二制度を採っている。
そしてやはり大々的にギャンブルの街だということ。
"東洋のモンテカルロ"と称されるほどのアジア1のギャンブル街。
外務省HPによるとGDPの約4割がギャンブルによる収入らしい。
日本から飛行機の直行便はなく、香港から船で入るのが一般的だという。
それなら社員旅行も香港でいいのに…
ギャンブルに興味が無い私としてはガイドブックを見てもマカオにはそそられるような物は無かった。
ポルトガル統治時代に建てられた教会や西洋風建物が残っているくらい。
本当にギャンブルの街、だ。
今回の旅行では丸1日自由行動の日がある。
調べるとマカオから香港まで船が出ていて1時間弱で行けるという。
それならばギャンブルしかないようなマカオではなく香港に行ってしまおうと思った。
香港なら行ったことがある(1998年9月)。
しかも私が初めて自力で海外旅行をした場所でもある。
いわば私の海外旅行の原点だ。
こういう形で再訪することになろうとは思ってもみなかった…

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