我思ふ…

世の中から日常までアレコレと

携帯電話の必要性

先日友人と飲んでいた席で友人の携帯電話に仕事の電話がかかってきていた。
私も前の職では休みでも容赦なく携帯に仕事の電話はかかってきていた。
今やなくてはならない物になっている携帯電話。
それでは今から10数年前、ここまで爆発的に携帯電話が普及していなかった頃はどうしていたのだろう。
自宅に電話をかけて繋がらなければそれで諦めるしかない。
しかしそれで良かったはずだ、繋がらないなら仕方ないで済んだはずだ。
携帯電話を使ってまで連絡をしなければならない火急の用など世の中にそうはないだろう。
大した用でもないのに、携帯電話があるから連絡をとってしまうということが殆どだろう。
先日の飲みの席で友人にかかってきた電話も翌日の出勤時間の確認だった。
私が前職中にかかってきていた電話もどうしても今伝えなければならない事由は殆どなかった。
携帯電話があることによって些細なことでも連絡を取らなければいけないような世の中。
何か問題が起こっても自ら解決しようとせずに、携帯で連絡をとって指示を仰ぐ。
携帯電話の急速な普及が自分で考えること、解決しようとすることを無くさせてはいないだろうか。

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