日々是ネタ也
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日本-北朝鮮
サッカーワールドカップアジア最終予選初戦、日本対北朝鮮。
これ以上ナイ!というくらいの盛り上がるシチュエーションが揃った。
100%真剣勝負(な筈)のワールドカップ最終予選の重要な初戦。
そして相手が政治的にも歴史的にも因縁ある北朝鮮。
サッカー好きでなくとも必然的に注目が集まる一戦となった。
事前に殆ど情報が無く、その国家同様に謎に包まれた北朝鮮をマスコミも必要以上に煽る。
スポーツニュースは北朝鮮の不気味さばかりをいたずらに強調していて嫌になる。
そして結局は「相手に惑わされず日本のサッカーをすれば勝てる」、というお決まりの文句。
もっとも情報が無いからそれしか言いようがないか。
折しも仕事が今月に入って忙しい日々が続いていた。
それでも2月9日だけは絶対定時、を合言葉にそれ以外の日々は残業に費やす。
そして2月9日の定時を迎え、サッカー好きの同僚と目を合わせ無言でニヤリと頷きあってお互いに定退。
キックオフ直前からビールを飲んで徐々にテンションを上げていく。
キックオフ直後の開始早々、いきなり小笠原のフリーキックが直接決まり日本が先制。
ここで私は早くも2本目のビールを投入して来たるべく日本の波状攻撃と追加点に備える。
しかしそこからは…。
北朝鮮が巧いというよりも日本の精度の低さや凡ミスが目立って押される展開で流れが悪いまま前半終了。
3本目のビールを投入するタイミングが全く無かった。
後半も悪い流れを引きずったまま、まさかの同点ゴールを許す。
ここでようやくジーコ監督は高原・中村のヨーロッパ組を立て続けに投入。
欧州組の投入によって目に見えて流れが変わったが点はなかなか入らない。
そしてロスタイム、引き分けの諦めムードが漂う中、
後半残り10分程の場面で交代で投入された大黒が劇的な決勝ゴール。
あの瞬間、日本は一瞬揺れたのではないかと思う。
ロスタイムも残りは1分、
ここでようやく落ち着いて3本目のビールを投入することが出来た。
ジーコの選手交代とそのタイミングの是非はともかく、結果に繋がった選手交代であった。
その後は各局のスポーツニュースをはしごしながら4本目のビールを投入。
ジーコの采配同様に(?)私のビール投入のタイミングも狂ったが、とりあえずは結果オーライだろう。
ワールドカップ最終予選は残り5試合。
少なくとも5日は絶対定時の日がある、ということか。
5試合ではなくもっと早く出場を決めてくれれば良いが、
同組の中では最も格下と見られていた北朝鮮相手に2-1の辛勝。
これはまた見る側にとっても実に緊張感のある試合が続きそうだ。