日々是ネタ也

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電車内での勉強

一般的なぐうたら大学生は年に2回しか本格的な勉強はしないと言われている(?)。
前期テストの7月と後期テストの1月である。
ご多分にもれず私もこの時期は多少の勉強をする。
テスト前夜というのはどの程度まで勉強をすれば良いのか悩む。
あまりやりすぎて翌朝辛くてもイヤだなー、やはり睡眠は必要だよなーなどと考えながら勉強する。
要するに早く寝たい、眠る為の自分にたいする言い訳を考えているわけだ。
私の場合はその言い訳に最もよく使うのが「今夜はこの辺にして明日の朝少し早く起きてやろう」っていうヤツ。
そう自分に言い聞かせて眠りにつく。
そして翌朝起床…できないんだ、これが。
一旦眠ってしまうと起きるのは非常に辛い。
起きているときならば冷静に考えて勉強しなくちゃやばいだろって思えるのだが半分眠っているもんだから「関係ねー、寝る」っていうのが最優先されてしまう。
そのときも眠いながらも自分にたいする言い訳を一応考えている。
「学校行く途中の電車の中でやるよ。だからいいだろ、寝かしてくれ」、と。
まぁなんとか起きて寝惚けた頭も学校行く途中の寒気で冴えくる(もともとそんなに冴えちゃいないが)。
そして電車に乗りこみプリントや要約ノートを「眺める」勉強を始める。
間違っても席が空いたからといって座ってしまってはダメ。
冬の電車の席は「どうぞ眠ってください」と言わんばかりに暖かい、座ったが最後勉強などできずに眠ってしまう。
しかし電車の中というのはこういうときに限ってなかなか集中できない。
普段は気にならない女子大生やオバちゃんの話し声。
こういうときに限って隣のヤツのウォークマンが音漏れしている。
さらにその音楽が聞いたことあったりすると「あれ、この曲なんだっけ?」と妙に気になって聞き耳をたてたりする。
極めつけはやはり携帯電話、最近は着メロが流行りでどこもかしこもピロピロピロピロ音楽が鳴っている。
その着メロも「この曲なんだっけ?」と無意識に考えてしまう。
まったくもって迷惑。
さらに携帯の話し声も気になる。
考えてみれば普通の話し声なのに何故にこんなにも気になるのだろう。
私が考えた結論は「不自然さ」。
電車の中の会話はA「これこれこうで、こうなのよー」、B「えー、本当?それでー」という感じに対話になっているのが自然な会話。
しかし携帯の場合はA「あぁ、今電車」………A「あぁ、いいんじゃない?」………A「そうだよなー」…明らかに不自然である。
当然聞こえてくるはずの相手方の反応が携帯の場合だと聞こえないのである。
その不自然さ故に気になるんだ、なんて一人で考えて結論を出して納得している頃には電車はもう駅についている。
結局勉強が出来ないままテストに臨んでしまうのである。
電車の中は危険がいっぱいだ。

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