日々是ネタ也

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1人暮らし開始

今後の人生の中期的計画の一環として考えていた1人暮らしを実行に移した。
仕事の忙しさとベトナム・カンボジア旅行で中断していた部屋探しを3月に再開。
3月は最も物件が動く時期ではあるが、良い物件があればすぐに決まってしまう。
1箇所条件に合致する物件があったが、物件内部が見られるのは4月になるという。
4月を待っているうちに「見なくても良いから」という人が先に契約してしまったと言う。
供給が多い3月は当然需要も多いのでこういうこともありうる。
地元の物件を中心に探していたので立地も含めて情報がありすぎて逆に決められないという状況も。
地元を離れた駅の物件もいくつか探してみたが、地元並みの規模の街となると家賃も必然的に高くなる。
2,3の街を回ったが結局やはり地元に落ち着いてしまった。
4月になって物件が落ち着いてきた頃だが、どの不動産屋へ足を運んでも同じ所しか出てこなくなった。
不動産屋の人は口々に「3月ならもっと豊富だったんですが」と言う。
そんなこと分かっちゃいるけど3月だとじっくり選んでいる暇も無いでしょうに。
ネットで引っかかるのも似たようなところばかりになってきた頃に部屋のサイズを1つ落として検索したらおっ?と思う物件が引っかかった。
1Kの部屋はそれほど広くないが築4年程度の鉄筋コンクリート造3階建て3階角部屋、駅徒歩10分未満、BT別、独立洗面台付、浴室乾燥付、敷金1ヶ月、礼金0。
おまけに家賃もこれまで見てきた物件よりも安い。
ネットによくある客寄せ用の釣り物件だろうと思って不動産屋に問い合わせてみると空いていると言う。
早速その週の土曜日に内見の申し込み。
ネットの情報だけを見れば殆どそれで決めても良いと思えるくらいの内容だった。
実際に内見して建物と部屋内部に問題は無い。
しかし設備にしては安い一番の要因と思われるものが建物の斜め前に。
建物の倍以上の高さがある鉄塔がそびえ立っていた。
鉄塔の下だと電磁波の影響で云々というのはどこかで聞いたことのある話。
だけど実際は科学的根拠に基づくものではないらしい。
日々パソコンを使う仕事をしているわけだし気にしていたら仕方ない。
その鉄塔があるおかげでそこに他のマンションが建つことはありえないとポジティブに考える。
鉄塔の真横にもマンション建っているし、普通に一戸建ての家もあるし、気にしていたらキリが無い。
それ以外の難点は線路に近くて電車が通る音がよく聞こえるくらいだが、実家はまさに家のすぐ後ろが線路だったのでそれに比べればマシな方。
家賃と設備と立地を総合的に判断するとこれまで見たどの物件よりも結果的に良かった。
内見しつつそれらのことを頭の中でグルグル考えて決断。
「じゃ、ココでお願いします。」その一言で最初の不動産屋巡りから半年以上かかった部屋探しが幕を降ろした。
その後の流れはトントン拍子。
内見をしたその場で仮契約書類への記入を終える。
隠居している父に代わり、現役で働いている母に連帯保証人になってもらうとその翌日にはもう審査が通って晴れて本契約へ。
その週末には不動産屋へ赴いて本契約。
契約はキリ良く6月からとしたが、5月の終盤にはもう入居しても構わないとのこと。
鍵も貰っていたので何度か足を運んで部屋の寸法計ったりバルサン炊いたりなど事前準備も済ませた。
部屋は実家から自転車で15〜20分程の距離だったが引越しは業者を頼むことにした。
ネットで見積もりをしたら3万程度でいけそうだったので、レンタカー借りて自分でやるよりも依頼した方が楽だと思った。
時間未定で3万強+税と言う見積もりを午前便指定の税込み3万に負けてもらい成約。
5月ともなれば多少の融通は利くらしい(3月は繁忙期なので値下げは殆ど無理だとか)。
引越しを終え、役所関係の住所変更手続きを終え、晴れて1人暮らしの身に。
平日は働きながら土曜日にじわじわと生活の場を作っていく。
実家で暮らしていた頃と同レベルの部屋の水準まで持っていくのに約2週間かかった。
さらに2週間後の引越から1ヶ月ほどでようやく部屋になったような気がする。
仙台の時は1人暮らしをしていたというよりも必然的にせざるを得なかった状況だった。
今回は自ら望んだ1人暮らし。
心意気が違うし精神的余裕も違う。
まずはココを中期的計画の第一歩として次の目的に向けて進もうと思う。

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