日々是ネタ也

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ドイツワールドカップ

4年に1度、サッカーの祭典ワールドカップ。
前回のワールドカップは日韓の共催。
しかも私はちょうど前職をやめた直後で時間はいくらでもあった。
友人には後付の理由として「ワールドカップを見るために辞めたんだ」というようなことを話した。
あれから4年、ドイツで開催されるワールドカップは仕事をしながら迎える初めてのワールドカップ。
幸いなことにドイツと日本の時差の関係で仕事中に試合があるという事態は免れた。
平日に仕事から帰って一息ついた22時頃にちょうど試合が始まることが多かったのでほぼ毎日何らかの試合は見ることが出来た。
やはり圧巻だったのは日本の初戦。
22時キックオフの試合は仕事の関係で地元の駅に着いたのが21時頃。
地元のスポーツバーの回りは既に真っ青。
店内から溢れ出したかのように店の周りに日本代表ユニフォームを着た人が多数。
街を歩いても青装束の連中を見る度にヨシヨシヨシやってやんぞ、と自分も無意味にアドレナリン放出。
プロレスを生で観に行ってメインイベントが始まる直前に会場全体から待ち切れずにオォォーと地響きのような大歓声が沸き立つ際に感じる高揚感。
この感じは久しぶりだ。
車の交通量も明らかに減っていた。
そういえば前回の日韓ワールドカップで私はニートかつ引き篭もりで殆ど外に出ずに家の中でTV見てばかりだったからこうした街の雰囲気を味わうことは無かった。
スーパーで日本代表応援缶と銘打った発泡酒を買って帰る。
さっさと飯を済ませてキックオフと同時に発泡酒を開栓。
結果はご存知の通り。
残り時間僅かでの3失点と意味不明の選手交代。
試合が終わると同時に日本代表応援缶を全て捻り潰していた。
クロアチア戦では川口に感激し柳沢に失望。
ブラジル戦では10数分だけ奇跡を信じ、すぐに厳しい現実を思い知らされた。
終わってみれば初戦が全てだった。
4年後、Go for 南アフリカ…なんか冴えないキャッチフレーズだな。
日本が負けたことによって残るのは本当にサッカーが好きな連中。
実際に日本が負けてから本屋のスポーツ雑誌のコーナーの立ち読みがし易くなったという声も。
大番狂わせが殆どなかった(チェコ予選敗退くらいか)大会だけにベスト16も強豪揃いで休む暇が無い。
おまけに決勝トーナメントに入ってからは試合開始が0時以降が全て。
大会も佳境に入り、観戦も佳境に入ってきた。
最終的な結果もご存知の通り、優勝したイタリアよりもジダンの頭突きで終わった大会だった。
ワールドカップ期間の約1ヶ月、近年無いペースで飲みに行った。
スポーツバーで観戦しながら飲むこともあれば、TVがある普通のバーでサッカーを映してもらって見たり、日本が敗退してからは反省会と称して飲みに行ったり…。
何かと理由をつけてはサッカーをネタに飲みに行った。
ほぼ毎日サッカーをつまみに酒を飲む、充実していた。
さぁ、次は4年後の南アフリカ。
時差はドイツと変わらないという、また今回のような日々か。
そして4年後の自分は何をしているか、現役を引退して自分探しの旅だな…。

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