日々是ネタ也
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フットリラクゼーション体験
ひょんなことからフットリラクゼーションとやらの無料体験チケットを手に入れて、
興味本位で体験してみることにした。
フットリラクゼーション、要するに足裏マッサージ。
海外、特にアジアを旅するとこの足裏マッサージは結構お目にかかる。
台湾やタイへ行った時に相方は足裏マッサージを受けていたが、私は頑なに拒否してきた。
何か「痛タタタタ…」というイメージがあるし、
足の裏を揉まれるなどくすぐったくてたまらんだろう、
というイメージもあった。
しかし足裏マッサージといういかにもオヤジくさいネーミングよりもフットリラクゼーションと完全横文字にすることによって違う印象を与えるから大したもんだ。
そういえば新聞か何かで借金というと後ろ暗いイメージがあるが、
キャッシングと言われるとそれが薄れて安易に借金をする若者が増えている…
というようなのを見た。
言葉の持つ語感というのは結構大事かも。
少し話がそれたが、
とにかくそのフットリラクゼーションなるものに行ってみた。
簡単な問診表に沿って質問に答える。
そして次に音楽を選ばされる。
海の波、森の風、川のせせらぎ…
みたいないわゆる癒し系と呼ばれる部類に入るであろういくつかの音の中から1つ選ぶ。
とりあえずリストの1番上にあった海の波を選ぶ。
電動じゃない床屋の椅子のようなものに座り、
素足になってぬるま湯に足を浸ける。
お姉さんともオバさんとも表現できない微妙な年齢の女性が付いた。
椅子の背もたれが倒されて、
耳にはヘッドホンでなんとなく予想していた通り、
波の音をバックにストリングスなどでヒーリングミュージックが流れる。
そして肝心の足裏揉みは…なんだか??
痛くも無く、特に気持ち良いと感じるでも無く、時々少しくすぐったい。
何というか殆ど"無"、という感じだった。
終わった後に少し結果の説明(?)を受ける。
なんでも足の裏を揉むことによって判るシコリか何かで身体の異変が判るらしい。
それによると(事前の問診表に書いておいた)毎晩酒を飲んでいるが肝臓は特に問題無し。
その他の臓器系にも異常は無かったらしい。
本当かよ…と半信半疑だったが、次の説明でチョット本当かも…と思った。
後頭部の首の付け根あたりが少し何かあった、と言う。
なんでもそこは視神経が集まるところらしい。
現在の私の仕事は殆ど1日中目を使ってPCと向かい合う日々。
以前から仕事中にそこの部分に痛みを感じることがあって何でこんな所が痛くなるんだろうと思っていた。
それは視神経が集まっている場所だったからなのか。
何か妙に納得、足裏を揉んでそんなことが判るとは…。
ただ、"だからどうすれば良いか"という話が無かった。
なるべく目を使わないように…ってそれじゃ仕事出来ないしな。
もう1度行くか、と聞かれたら無料なら…と答えるだろう。
お金を払ってまで行きたいとは思わなかった。
本当に可も無し不可も無し、
そんなヤツが行ってもなんか向こうにも失礼かな、
なんて思ってしまった。
元々マッサージを受けるのに向いていない身体なのかもしれない。