日々是ネタ也

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初雪の気持ち

初雪が降った。
バイト先でかなり冷えると思っていたら雪が降ってきたのだ。
それまでは寒くてたまらなかったのに、雪が降り出すとなんだかワクワクしてテンションが上がり、寒さも少しだけ紛れる。
心の中で"雪が降るほど寒いんだ"と覚悟を決められるのかもしれないが…。
雪が降るとなぜかワクワクする。
そして皆に教えたくなる「雪降ってるぞー」って。
それをバイト先で年配の人に言ったら嫌な顔をして「帰るのが大変だなー」と、言った。
ワクワクする気持ちよりも、大変だと言う気持ちの方が強かったのだ。
私と年齢が近いバイトや社員は「雪はやはりワクワクする」と言う。
しかしそれは雪が少しは珍しい東京近郊の人にとってだけなのかもしれない。
では雪国で育った人は初雪に対してどう思うのだろうか。
バイト先にいる雪国出身の人たちに聞いてみた。
「雪国でもやっぱり初雪ってなんだかワクワクしました?」と聞くと、全員が「初雪はやっぱりワクワクした」と答えた。
そして「では今日もワクワクしたか?」と聞くと、皆年齢が近かったこともあってか今日の初雪でもワクワクした、と答えたのである。
やはりそうなのである。
雪を見慣れている雪国の人でも初雪はワクワクするのだ。
バイト後、家に帰って私の一番身近にいる雪国出身の人である父にも同じ質問をしてみた。
するとやはり「雪国でも初雪はワクワクした」と答えた。
「じゃぁ今日もワクワクしたか?」と尋ねると「いや、もう煩わしいとしか思わない」と答えた。
初雪に対してワクワクできるというのは若い証拠なのかもしれない。
どの年齢辺りから、その気持ちが変わっていくのだろうか。
バイト先での簡単な調査では30代前後くらいではないかと推測したが…。
初雪に対してネガティブな感情しか持てなくなったとしたらそれは寂しいな。

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