我思ふ…
世の中から日常までアレコレと
選挙権と被選挙権
日本の国政選挙の場合、衆参両院とも選挙権は満20歳以上の日本国民に与えられている。
しかし被選挙権は違ってくるのだ。
衆議院の場合だと被選挙権は満25歳以上、参議院の場合は満30歳以上である。
これはおかしくはないだろうか。
何故に選挙権は20歳からなのか?
20歳になったら世間は彼らを大人と認め、酒も煙草もOK、そして選挙権も与えられる。
20歳になれば国民の代表を決める選挙に投票できるほどの判断力等を持っているとするからではないのか。
その判断力をもっているとされるのに自分がそれに立候補できないというのはおかしい。
まだ20歳では若いから…等の理由なのだろうか。
だったら選挙権も与えるな。
今の制度だと20歳で選挙権を持つ人達は同じ歳の候補者がいないということになる。
自分と同じ歳の候補者がいれば少しは選挙に注目しようと思う若者もいるはずだ。
選挙権が20歳で与えられるのなら被選挙権も20歳からで良いではないか。
当選するしないは民が決めることだが立候補できないということはスタートラインにも立てないということだ。
しかしこれが改善されるのはよほどのことがないかぎり難しいだろう。
選挙制度を変えるのは国会。
その国会議員は当たり前だが皆被選挙権があるから当選したのだ。
当然衆議院議員は皆25歳以上であり、参議院議員は30歳以上である。
被選挙権年齢の引き下げなど彼らにとってなんのメリットもない。
「20歳の現役大学生議員誕生」などというニュースが聞かれる日は来るのだろうか。