一寸記

2009年3月30日 月曜日
携帯電話でメールを送ったら電池が1本の赤状態に。
これから待ち合わせで携帯で連絡を取り合うつもりだったのでピンチ。
いつ電池が無くなっても良いように相手の携帯番号をメモしとこう、と思ったが紙もペンも無い。
考えてみればメモも普段から携帯のテキストメモに入力していた。
携帯があれば事足りたあらゆることが電池が無くなるだけで出来なくなる。
連絡取る直前まで電源をOFFにして事なきを得たが、携帯依存症を感じさせられた出来事だった。

2009年3月28日 土曜日
WBCの影響で殆ど忘れかけられていたサッカーW杯アジア最終予選。
相手のバーレーンはW杯2次予選、W杯最終予選、アジア杯最終予選と近年対戦しまくっている相手。
ここ1年で2勝2敗で今回5度目の対戦とか、WBCの日韓戦みたいな状況。
相変わらずの決定力不足ではあったが、相変わらずのセットプレーで得点。
今回は内容はどうであれ勝つことが第一だったので1-0勝利で充分。
3位以下が潰しあっているため気がつけば残り3試合で1勝すればW杯出場決定とか。
チョットぬるい気がするなーというのは贅沢か。

2009年3月24日 火曜日
始まる前は決勝までいけるとは思っていなかったワールドベースボールクラシック(WBC)。
日本の試合の半分以上が日韓戦で決勝も日韓戦。
もうアジアベースボールクラシック(ABC)で良いんじゃないかと。
13時過ぎから会議だったのだが、TVのある会議室。
ここでチームリーダーが率先してTVのスイッチをオン。
隣では真面目な会議をやってそうだったので音は消して観戦。
数人で見たのだが、人によって見方が違うのが面白い。
ひたすら黙って見る人、ホームラン打たれたら終りだとネガティブなことばかり言う人、そんなこと言うなと怒る人…
9回裏に追いつかれたシーンでは意気消沈。
しかし10回表のイチローのシーンでは皆が一斉に盛り上がる。
が、隣の会議室を気にして声は出さずに沈黙で歓喜のハイタッチ。
そして10回裏の最後の三振で再び沈黙の歓喜。
職場の会議室でコッソリ見るという特異な状況も相まって楽しいラストだった。
不振から不要論まで出かけたイチローが最後に魅せてくれるドラマチックすぎる展開。
スーパースターというのはこういう人のことを言うんだなと思った。
全盛期の王・長嶋というのはあんな感じだったのだろうか。

2009年3月20日 金曜日
朝起きると海外旅行で時々おこるやや下り気味のお腹。
前日は下痢になりそうな物を食べた覚えは無い…と考えて分かった、就寝前のビール2本。
海外でも大抵風呂上りにビール1,2本飲んでそのまま眠ることが多い。
自宅の場合は飲んだ後も何だかんだしているのですぐ就寝するわけではない。
ところが旅先では飲んだらすぐ寝ちゃうことが多い。
ココへ来てようやく旅先での下痢の正体が分かった。
道理でビールを殆ど飲めなかったインドでは下痢をしなかったわけだ。
まさか仙台で旅先の下痢の正体が判明するとは思わなかった。
帰路につくこの日は定番の牛タン食べてビール飲んで夕方から高速バス。
夜行バスと違い夕方発のバスは車内もガラガラで外の景色も眺められて良かった。
1泊2日の仙台ノスタルジー旅行、人生の節目に来るのも悪くないと思えた。

2009年3月19日 木曜日
レンタカーで仙台遺産巡りをしつつ余った時間で寄り道も。
仙台郊外に最近完成したアウトレットモール。
東北最大規模との触れ込みだったが平日昼間なのでだいぶ閑散。
しかもアウトレットモールと言うと昨年行った御殿場のアウトレットモールを思い出す。
それと比較するとかなり小さくて「えっ?これだけ?」と思えてしまった。
しかし考えてみれば東日本最大規模を謳っている御殿場と比べるのは酷だったか。
もう1つ寄ったのが八木山動物園。
なんで仙台まで来て動物園?
先述した伊坂幸太郎の「アヒルと鴨のコインロッカー」の中で動物園のシーンが出てくる。
伊坂幸太郎は東北大学出身で仙台在住なためか小説の舞台は殆ど仙台。
映画化された「アヒルと〜」の動物園のシーンでは八木山動物園が使われていた。
村上春樹の小説でも動物園が描かれることが多く、物心ついてから行ってなかったので機会があれば行ってみたかった。
1人で平日午後の動物園というのも何か村上春樹小説のワンシーンのようで良いなと思ったので行ってみることにした。
まずは400円という入場料の安さに驚く。
村上春樹の小説ならここでビールでも飲みながら園内をぶらつくのだろうが、車で来ているので我慢。
動物園特有のニオイがなんとなく懐かしく感じられるのはヒトが動物であった遺伝子の記憶だろうか。
平日午後の動物園は小さい子供を連れた家族や僅かな若いカップルがいるくらい。
1人で歩いているのは私くらいだったが、特に誰の目を意識することも無い。
映画の中で出てきたのはココだなー、小説の中でレッサーパンダを盗もうとするシーンあるけどこれなら確かに…
など色々なことを考えながらブラブラ。
良い天気だったがあまり人がいない動物園はどこか寂しげ。
入場料400円であれだけの客入りであれだけの動物を養っていくなんて大丈夫なのかと不安になった。

2009年3月18日 水曜日
この日の夜行バスで仙台へ向かうというのにギリギリまで職場のゲーム仲間と居酒屋へ。
毎週1回は集まって居酒屋でゲームしている。
傍から見ると居酒屋の一角で一心不乱にゲームをしている一種異様な集団。
それでも飲み食いもしているし騒がしくしているわけでは無いので悪い客では無い…はず。
仙台行きの夜行バスの時間を考えて途中退席。
一旦家に帰ってシャワーを浴びて再度出発。
夜行バス発着場の新宿西口スバルビル前は日本各地へ向かう大量の夜行バスが出発を待っていた。
それに群がる大荷物を持った人達。
これから旅が始まるんだという高揚感が身を包む。

2009年3月15日 日曜日
近頃やたらに映画化されている伊坂幸太郎の小説。
彼の小説の中でも好きな作品「アヒルと鴨のコインロッカー」の映画がTVで放送されたので見た。
原作は既に2回読んでいて、映画化されると聞いた時にあのオチをどうやって映像化したのか興味があった。
実際に映画を見るとある程度予想はしていたがイマイチ。
物語の核となる過去と現在のリンクを表現できるのは文字だからこそだったか。
興味のあったオチの映像化もインパクト無し。
細かい部分を端折ってストーリーを繋げているので展開が急すぎる気がした。
伊坂幸太郎の最新の単行本「モダンタイムス」。
その作中で登場人物の井坂幸太郎という小説家が言う。
小説を映画化するとストーリーの肝となる部分以外は省いてしまう。
小説は肝となる部分だけではなく細かな部分の積み重ねがあるからこそ面白い。
映画化するとその細かな部分を殆ど端折ってしまうから小説の映画化は面白くない。
人生も同じで、人の年表を作ろうとしたときは卒業・就職・結婚など肝となる部分しか残らない。
だけど本当に人生を形成しているのは肝となる部分よりも何でもない日々の積み重ね。
だから人生は要約できない。
映画と人生をなぞってそんな内容が書かれていた。
これは自作の映画化に対しての本人からのアンチテーゼなのかなと思わせた。

2009年3月13日 金曜日
職場をオメデタ退室した女性が無事出産ということで職場の人でカンパを募ってお祝いをすることに。
集めたお金でベビー用品等を買って、お宅にお邪魔することになった。
母子共に健康で生まれて2ヶ月にも満たない赤ちゃんは一挙手一投足が実にカワイイ。
これだけ小さい赤ちゃんを見るのは物心ついて初めてかもしれない。
形は人のミニチュアなのだが行動が動物的で、人でも動物でもない不思議な生き物に思えた。
抱いてみますか?と言われるも触れたら壊れそうで辞退。
職場の数人でお宅訪問をしたのだが、単純にカワイイ!と発言するのは独身子無し組。
既婚子有り組はただ見てる分にはカワイイんだけどねーと意味深な発言。
四六時中赤ちゃんに振り回されていると単純にカワイイだけでは済まないそうだ。
持っているものとそうでないものとが完全に分かれた瞬間だった。

2009年3月12日 木曜日
三十路記念日は普通に仕事。
仕事後は職場のゲーム仲間と共に居酒屋へ行ってPSPモンスターハンター。
30の誕生日に居酒屋でゲームすることになるとは1年前には想像もしていなかった。
漠然とした目標では30になるまでに新しい仕事を、と思っていたが果たせず。
世界的不況の昨今、時期が悪い…ってのは言い訳に過ぎないか。
この1年はもう少し真面目に探さないとこのままズルズル行ってしまいそう。
三十にして立つ、目指したいものだ。

2009年3月7日 土曜日
1日中家でスポーツを眺めていた。
昼から今シーズンのJリーグ開幕、夜はWBCの2次ラウンド進出を賭けた一戦。
WBCの相手は韓国。
北京五輪で完全に抑えられた投手が相手でどうなることやらとヒヤヒヤ。
しかし始まってみればイチローの先頭打者ヒットからあれよあれよと得点して最後はコールド勝ち。
これまでのグダグダ感はなんだったんだというような爽快な結果。
それにしてもJリーグも開幕の日程をもう少し考えれば良かったのに。
どう考えても全部野球に持っていかれる。

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