「キーピー 30分クッキング ケンタくん ケンタくん(助手)

☆第3回(最終回)「お飲み物と御一緒にポテトはいかがですか?」

ケンタくん(以下「」)「こんにちは。キュー○ー 30分クッキングの時間です。
今日も前回に引き続き、今が旬の素材を使って「楽器、PA用ライン・ケーブルというのを作ってみたいと思います。
ところで先生、最終回だというのに今回も遅刻ですよね。」

あつ先生(以下「」)「すみません。山手線が脱線したもので・・。」

「あぁ、それなら仕方無いですね。 では先生、よろしくお願いします。」

「・・・・・疑わないんですか?」

「何をですか??」

「あ、いえ、なんでもありません。それではっ!早速始めましょう。
  前回ケーブルの端末加工した部分を、今日はプラグの端子にハンダ付けします。
  くれぐれも、火傷には注意して下さい。
  それでですね、これらが実際ハンダ付けに使う道具の数々です。接点洗浄剤、フラックス除去材、
  肝心のハンダとハンダゴテや、導通試験用のテスターなんかも有ります。」
 
「一番右側の奥にあるドライヤーみたいなのは何ですか?」
 
「ヒートガンと呼ばれる、まぁ言わば工業用のドライヤーみたいな物です。
こいつで熱収縮チューブを加熱して収縮させます。細形ノズルでピンポイントに加熱できるのがポイントです。
これは比較的軽量でロー・パワーな方ですが、風速580m/minで450℃まで加熱しますので、
まちがってもお風呂上がりに使ってはいけません。」
 
「パーマがかかりそうですね。」
 
「ぁ、えぇ、部分パーマがかかります。」
 
「美容室に行かなくて済むので安上がりですね。」
 
の、この話これ以上広げなくて大丈夫です。
  で、前回端末加工したケーブルに、予めブッシング、クランプ、熱収縮チューブを通しておきます。
  これを通し忘れてプラグをハンダ付けしてしまうと後で通せなくなってしまった事に気付き、
  独りで海を見に行きたくなります。」
 
「先生、最後の方の意味が分かりません。」
色々有った大人には分かるからいいのですっ。 で、接点洗浄剤でプラグの接点を予め綺麗にしておき
  端末処理したケーブルの先に予備ハンダをし、→万力にハウジングを固定してケーブルを通し、→
  銅線をプラグの端子にハンダ付けをします。ここが一番難しいです。ハンダゴテを当て過ぎて熱し過ぎてしまうと
  ハンダは乗りにくくなるわ銅線の被覆は溶けるわ、あげくはハウジングが変形したりと散々です。」
「熱し過ぎると壊れてしまうんですね・・。」
「・・・・何か意味ありげな言い方してます?」
「何がですか?」
いえ、なんでもありま。」
「で、ハンダ付けした部分に浮き出たフラックスをフラックス除去剤で除去したら、その上に接点保護剤を塗布し、
  最後に熱収縮チューブを被せ、ヒートガンで熱して収縮させます。接点保護剤や熱収縮チューブなど
  これらは接点を酸素との接触からなるべく避け、酸化皮膜防止の為の保護の役割をします。
「最後にハウジングの片側をセットしたら!これでやっと完成ですっっ!!」
 
「そうですね。」
 
「・・・・・せっかく完成したのにあんまり嬉しそうじゃ無いですねぇ?」
 
??ぁ、いえ、そんな事は無いですよ?」
 
「もっと、こう・・ ホラ、あるでしょ? もっと喜びの気持ちを表してくれないと・・・」
 
スノボ 「・・・例えばこれぐらいですか?」
 
「全然です。」
 
スケボー 「これぐらいですか??」
 
「まだまだです。」
 
スキー 「これぐらいですか???」
 
合格です。
〜 クッキングを終えて 〜
「既製品の価格や仕様に満足できない時は、材料仕入れて作り方調べて“自分で作ってしまう”というのも
  楽しいです。少々技術的な訓練や知識も必要ではありますが、自分で作った物には何より愛着が湧きます。
  そういえば関係無いですが、昔、オーディオアンプを自作していて、蓋を空けて基盤剥き出しのまま
  動作チェックしていて誤ってトランスに触れ、100ボルトで感電した事が2回ほどあります。」
 
「感電・・・ですか・・。」
 
「そうです。トラ模様で「ビカビカぁ〜」な例の黄色いヤツです。指先が触れた途端ブルッッ!!!
  肘と腕が伸び切って、・・例えるなら乾電池を舐めた様な味が口の中に充満し、しばらくのあいだ
  気分が悪くて「うぅ・・」とか言いながら横になっていた憶えがあります(爆)。」
 
「制作中の事故や怪我には十分注意しましょう、という事ですね?」
 
「え??? ・・、そうそう!それが言いたかったのです。これからチャレンジしてみようという方々の
  悪い見本にして頂ければ幸い・・です・・・。 ところでこの番組、是非レギュラー化したいと思うのですが・・。」
 
「それは無理なんじゃないかと思います。」
 
「どうしてですか?」
 
「視聴率が、裏番組の「どっこい大作」に大差を着けられてますから。」
 
「・・・ハッピーパンですか・・。」
 
「・・ハッピーパンです。」
 
「やはりテーマがマニアック過ぎましたかね?」
 
「かも知れませんね。」
「大作の様に、殺し屋にパンを投げるぐらいの勢いが必要でしたかね?」
 
「かも知れませんね。」
 
「じゃあ次回はィヤングな若者の大好きなユーロビートをBGMに、たまごっちを自作するというのは
  どうでしょう!?」
 
「先生、時間が昭和で止まってます。」
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