「キーピー 30分クッキング ケンタくん ケンタくん(助手)

☆第2回 「お弁当あっためますか?」

ケンタくん(以下「」)「こんにちは。キュー○ー 30分クッキングの時間です。
今日は前回に引き続き、今が旬の素材を使って「楽器、PA用ライン・ケーブルというのを作ってみたいと思います。
ところで先生、今回も遅刻ですよね。」
 
あつ先生(以下「」)「すみません。目覚まし時計が今朝壊れていたもので・・。」
 
「あぁ、それなら仕方無いですね。 では先生、よろしくお願いします。」
 
・・はい。それでは今日は実際にケーブルの加工に入ることにしましょう。
色んな専用工具を使うので、手を切ったり、火傷したりしない様に気を付けて下さい。」
 
「そんなに危険なんですか?」
 
「デーブ・スペクターさんのギャグぐらいに警戒が必要です。」
 
「なるほど。」
 
「ではまず最初に、ニッパーでケーブルを必要な長さに切断します。 今回は4mの長さに切ります。」
cut&nipper
 
「微妙な長さですね・・。」
 
「日本の建築事情を考量しての判断です。 で、ケーブルの片側を端末加工します。 ケーブルは、一番中心に
綿素材で巻かれた2本の導線があり、その外側が編組線でシールドされ、更にその外側がラバー製の絶縁体で保護
されています。その編組シールド線を切らない様に、一番外側の絶縁体だけをカッターで1cmほど切ります。」
編組線
 
「難しそうですね(汗)。」
 
「お父さんに気付かれない様に早朝そ〜〜っと朝帰りする時ぐらい注意が必要です。 絶縁体を切りましたら、
外側の編組シールドをほぐし、縒って先端を切り揃えておきます。これは後で白い線と一緒にコールド側へハンダ付け
しますので、ひとまず置いておいて下さい。」
綿絶縁
 
「はい先生!コールドって何ですか???」
 
「プラグの端子の極性のひとつで、もう片方をホットと呼びます。」
 
「・・・・ボケないんですか?」
 
言ってる意味が解りません。 で、次に綿製の白い内部絶縁体を切って除去します。」
導線
 
「そうしますと、白と黒の2本の導線が顔を出します。この2本の線をプラグの端子にハンダ付けしますので、
それぞれの線の先端の被覆をストリッパーで短く(5mmほど)剥いておきます。」
ストリッパー
 
「変わった工具ですね。」
 
「ストリッパーといって、線の被覆を剥く専用工具です。アクセントの位置によって全く違う意味になって
しまいますので、今風にアクセントを付けずに発音するのがポイントです。」
 
「それにしても、なんだかやる事がいっぱいで時間が掛かりそうですね・・。」
 
「そう思いまして、あらかじめ出来た物がこちらに用意してあります。」
導線剥き
 
「段取りの良さがテレビ的ですね。」
 
「ところで2カメの横でADさんが、3塁コーチ並みに手をグルグル回しているのが見えるんですが・・。」
 
「今週もそろそろ時間の様ですね。 さて、次回はもう最終回ですが。」
 
「はい。これが完成すれば、今まで使用していたケーブルより更にS/N比の高い良い音でレコーディング
できます。」
 
「S/N比って、S(シグナル)とN(ノイズ)の比率の事ですよね?」
 
「わざとらしく説明的なコメント恐縮です。 さて次回は遂にハンダ付けに入ります。」
 
「いよいよそれで最後の工程ですね?」
 
『メイン・イベントにして、摂氏400℃の世界です。ちょっと触れようもんなら、しっぽにアイロンが落ちた時の
「トムとジェリー」のトム並みに「あ゛ぁぁぁーーーー!!!!」とか言って飛び上がるほど熱いです。』
 
「・・なんだか緊張しますね。」
 
「800℃で燃える煙草に比べたら可愛いもんです。気楽に参りましょう。」
 
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