新・闘わないプログラマ No.369

執筆環境


去年は1冊本を出したわけですが、今年もまた何かありそうな話になっておりまして、でもまだいつから書き始めるのか(それとも、企画自体が没にるのか)まだ全然決まっていません。
そんなわけで、前作の作業をすべて終えた去年11月以降、ここ3ヶ月ばかり時間のある週末を送っております。こういうときには積読状態になっている本を読んだりするべきなのでしょうけど、時間があったらあったで何もしないでごろごろしているだけだったりします。

前作の原稿書きは、ダイニングテーブルにノートPCを置いてキーを打つ、白紙に図を鉛筆で描く、と言う感じでした。あとは電車の中でノートPCを使ったり、印刷してきた原稿を読み直したり、なんてこともよくしました。
一応、家には「機械室兼、書庫兼、倉庫兼、書斎(らしきもの)」の部屋があって、そこにはかなり大きめの机と椅子があって、デスクトップPCも使えて、プリンタやスキャナもあって、と、それだけから考えると原稿書き向けの部屋があるのですが、何せこの部屋は北向きで暗い、という難点がありまして、しかもただでさえ狭い部屋が半分以上荷物で占領されておりまして、まあ何と言いますか、とても快適な執筆環境とは呼べないところでして、ここで原稿を書くのは早々に諦めました。
さて、このあいだの本には図をたくさん入れたわけですが、これらの図の原稿は私が白紙に手書きで描いたもの(←ほとんど悪戯書きレベル)をスキャナーで読み込ませて画像ファイル化、そしてそれをメールで送りました。そんなわけで、数年前に買った安物のフラットベッドスキャナが初めて活躍したわけです。1000回くらいはスキャンしたと思うのですが、安物(1万円くらい)のスキャナって、いったい何回くらいのスキャンに耐えられるのでしょうかね。見るからに作りが安っぽいし、あまり持たないような気もします。それはともかく、スキャナ自体も「機械室兼、以下略」の部屋からダイニングテーブルのほうに移動させて、そこで使いました。
あと、プリンタはさすがにダイニングテーブルのところまで持ってくるのは大変(A3まで印刷できる馬鹿でかいプリンタだったので)なのと、ネットワーク経由で印刷可能ですから、さすがに移動はさせませんでした。ちなみに、このプリンタは数年前に買ったA3対応のHPのインクジェットプリンタですが、これはあってよかったと思ったものの一つです。1冊の本の執筆中に、合計2〜3千枚くらいの印刷をしましたが、その間トラブルも一切無く、静かで、そこそこ高速に、紙詰まり一切なしで印刷ができましたから。ちなみに余談ですが、HPのプリンタは紙送りの仕組み上、葉書印刷が苦手のようで(最近のは改善されているかも知れませんが)、毎年、年賀状の印刷には苦労しています。

そんな感じの環境で去年までは原稿書きをしていたのですが、もうちょっとこうなんとかならんもんだろうか、というのが今年の課題です。
せっかく17インチの液晶ディスプレイがあるというのに、わざわざノートPCの狭い液晶ディスプレイ(10.4インチ)での原稿書きは馬鹿げているような気がします。ちなみに、これは以前にも書いたことがありますが、キーボードだけは小さなノートPCのやつを使うのは不便すぎのため、USBの外付けキーボードをノートPCに接続して、それを使っています。
また、だいたいにしてダイニングテーブルをライティングディスクに使うこと自体、狭い、食事の邪魔、本棚が側にない、椅子が座りづらい、等々問題がありすぎます。そこで、南側の部屋に机を置いて、そこを原稿書き用にしようかな、などと考えているところです。問題はLANですが、これは無線LANのWDS(有線LAN同士を無線でつなぐ仕組み)で解決するのがよさそうです……途中に無線LANが入ると、有線LANだけの接続に比べて遅いですが、それはまあ目を瞑ることにして。
PCは、そんなに速くなくていいから消費電力・発熱の少ないPCを部品をかき集めてでっちあげればいいかな、などと考えています。Pentium Mのマザーボードが結構出回ってきているようなので、これがいいかなあ、と思っていますが、まだまだ高いですね。とにかく暑いのが嫌いなので、発熱は極力抑えたいところです。
あとは、それなりにまともな机と椅子と書棚でも置けば、そこは立派な書斎に……でも、そんなふうにまともな原稿書き環境を整えても、いま進んでいる原稿書きの話が没になったり、そんでもって、その後そういう話が来なかったりすると…… ←これが一番の問題だったりして。

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